カテゴリー「書籍(生活)」の記事

2015年3月 8日 (日)

作家の住まい

「作家の住まい」。小説家や作詞家、デザイナーなど、創作活動をしていた人々の住まいを紹介する本。写真や間取り図に加え、家族のエッセイなどが紹介されている。いずれも、見た目はそれほど特別な書斎という感じではないが、それぞれにこだわりやポリシーがあったりして、面白い。

音楽好きにとっては、武満徹の自宅も特に興味深い。古いアップライトのピアノ、その横の書棚など、世界的なこの作曲家の仕事場がとても素朴であったことが印象的。でも、その作風と同じ雰囲気ともいえるか。

作家の住まい (コロナ・ブックス)

あぁ、久しぶりに武満徹、聴こうかな。クラシックギターの練習の調子が良くなってきたら、また武満作品も演奏してみよう。
武満徹:ノヴェンバー・ステップス

2014年4月23日 (水)

ミニ書斎をつくろう

ミニ書斎をつくろう (メディアファクトリー新書)
杉浦伝宗「ミニ書斎をつくろう (メディアファクトリー新書) 」を読んだ。

「ミニ書斎」というのは、著者による定義があるのだが、まぁ要するに小さい書斎、しかも男のための書斎というもの。本書では、具体的に「なぜ、ミニ書斎なのか」「ミニ書斎で何をするのか」「ミニ書斎をどこにつくるか」「ミニ書斎をどうつくるか」などが建築士の立場で述べられており、面白い。

ミニ書斎は、男の趣味のための空間であり、男が家族との接点を持ちながらも「籠る」こともできる場所。そこで趣味にそこそこ没頭することで、心をリフレッシュし、明日への活力を養うこともできる、というもの。

まぁしかし、そやね、男は書斎に憧れるし、そこそこ小さな空間に籠ることは心地よい。そこに書棚とか、好きなオモチャなどがあれば、本当に最高だ。この本では、あらためて、自分のそんな書斎への憧れを刺激されたし、自分でもミニ書斎をつくってみたくなってきた。

私自身は、趣味といえば音楽であり、まぁ書斎は持ってはいないが家の中でギターを練習したりする場所はある。リビングとして利用しているダイニングにも、自分の書棚として確保している場所があるし、自分の定位置もある。このブログもそこで書いている。これは自然発生して定着したミニ書斎なのだろう。これを発展させて、敢えてミニ書斎なるものを意識して設けたら、ひょっとしたら新しい世界が開けるのかもしれない。

2014年3月 9日 (日)

アニメ サザエさん公式大図鑑 サザエでございま~す!

アニメ サザエさん公式大図鑑 サザエでございま~す!
娘が買った本。意外にも、アニメサザエさん初の公式本だそうな。

いつも気になっていた、磯野家の間取りが紹介されていて、すっきりした(笑)。あと、磯野家のお茶の間で、家族の座る位置クイズとか、日頃、わりと注意せずに見ていることを思い知らされた。

今晩のサザエさんは、ちょっと違った視点で観ることができた。だからどうということはないのだが(笑)。

2014年1月11日 (土)

白鵬のメンタル

白鵬のメンタル 人生が10倍大きくなる「流れ」の構造 (講談社プラスアルファ新書)
正月に、ぶらっと本屋に行ってぶらぶらと立ち読みして、結局、新書を3冊買った。最近、いろんな理由があり、本をあまり読まなくなっていたのだが、やっぱり書店でいろいろ見ていると、様々なものに興味がわいてくるもんだ。この「白鵬のメンタル」以外には「フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか」と「色彩がわかれば絵画がわかる」を買ったのだが、なんか自分の興味の対象に統一性はないみたいだ(笑)。ただし、最近、ビジネス書は全く興味がなくなり、買わなくなったな。

さて、この「白鵬のメンタル」、まあまあ面白かった。現在の大相撲界で最強の力士である横綱白鵬の強さの秘密は何なのか、について、白鵬のトレーナーである内藤堅志氏が分析したもの。論点がわりとシンプルなので、わかりやすい。大きなテーマである「『流れ』の構造化」が、自分にとって新しいテーマでありながら、ごく自然に理解できるものであった。特に重要視されている「感覚を言語化する」という観点に基づいて説明されているからだろう。白鵬という力士の強さが、いかにしなやかに生み出され、維持されているのかが理解できた気がする。

あとは、「運」と「流れの関係についても述べられており、これもまた納得。言い古されたことかもしれないが、運だけが良い人など、いない。

本書で述べられているいくつかのポイントは、David RussellのTips for guitaristsに共通している。"Always be ready"や"To play or not to play"などは、まさに本書での「運」の話や「自分の武器を知っている、うまくやれる時の感覚を自覚している」に通じるものである。やはり達人が考えていることには共通点があるようだ。そして、それらは一般人である我々の生活にも、すぐに応用できるものだと思う。

2013年11月17日 (日)

ヒヨコ舎「本棚」

本棚
本が好きなので、他人がどんな本を読んでいるのか、いつも気になる。「読書が趣味です」という人と会うと、「どんな本、読んでますか」と問い詰めてしまう。

そういうこともあって、また、他人の思考を覗き見たいということもあって、図書館でこの本を借りてきて読んだ。作家や漫画家やその他いろんな人の本棚と、蔵書に対する思いがインタビューに基づいて簡潔に書かれている。もちろん、本棚の写真もいろいろ掲載されている。

人によって蔵書に関する考え方とかポリシーは異なるが、やはり皆、本が好きなのだなぁ。

2013年9月29日 (日)

中崎タツヤ「もたない男」

もたない男
増え続ける本やCDへの対応をどうしようかというのがこの長年の悩みであるが、結局は私の場合は整理術とかの話以前に「捨てる」「増やさない」というのが必要だというのが最近の結論。

まず、「捨てる」について。私の場合、今のところ、CDは捨てる気はなくて、本は、可能な限り捨てる。しかし、一気に頭を「断捨離」の発想に切り替えることができず、「通勤電車でぼちぼち読むかもしれん」みたいな発想で多くの本を捨てきれずにいた(いる)。なので、この数年で何度かに分けて処分。「前回に捨てられなかった本も、今回は意識を変えて捨ててしまえ」みたいな感じで。

そんな感じで、だいぶ本を減らすことはできたのだが、先日、図書館で中崎タツヤの「もたない男」を見つけて借りてきた。「じみへん」とか好きなので中崎タツヤの本にも興味をもって借りてきたのであるが、ここには「物をもたない」ことについて徹底している中崎タツヤの生態(?)について詳しく書かれている。もう、尋常ではない。病的と言っても過言ではなかろう。中崎氏の漫画の「プッ」と笑ってしまうネタは、このようなシンプルをきわめた環境から創造されているのか。

まぁ、中崎氏ほど徹底した「もたない」生活は私には無理だし、そこまで「もたない」ことに憧れることもないのであるが、ともすれば無駄なものを持ちがちな私のような人間には、大きな刺激となる、面白い本であった。